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デザインで会社をめっちゃ面白くするブログ!!::世界を変えるデザイン
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世界を変えるデザイン
選挙速報をぼんやり見ながら、
政治家が変わって、
世の中の何が変化しているのかと考えました。

職業には様々な形で
プロが存在します。

政治家も当然、政治のプロですが、
そのプロ中のプロである民主党の小沢さんが
社会で肯定されていません。

かえって、プロであることが
上手くいっていないようにも思われます。

国家にとって
もっとも重要な職業である政治家が
どのようなプロであるべきかを
あらためて問われる世の中になったのでしょうか?



「世界を変えるデザイン」という本を読みました。
同じデザイナーとしてと言うより
ひとりの人間としてとても感動できる内容でした。


本の内容はアメリカの
スミソニアン/クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館で開催された
「残り90%のためのデザイン」展(DESIGN FOR OTHER 90%)
を編集したものです。

世界を変えるデザイン.jpg



日本のような先進国とよばれる環境に住んでいる人は
世界全人口65億人のうち10%です。

それ以外の90%58億人の人は
僕たちにとって当たり前の製品やサービスに、
全くと言って良いほど縁がありません。

さらにその半分の人々は生きていくことそのものが
危険にさらされている状況です。


そんな環境に対し、「デザイン」が出来ることを問いただしたのが
この展覧会です。

アフリカに住む人々は安全な水を獲得するために
何キロも離れた場所に水くみに行かなければいけません。

重たいバケツに水をくんで運ぶという重労働を
生きていくために毎日しなければいけません。


その労働を少しでも軽減するために
考えられたのがタイヤのような形の水筒、
「Qドラム」。

Qドラム2.jpg

75リットルもの水を
コロコロ転がしながら子供でも運べるように
考えられたデザインです。

Qドラム.jpg

また、毎日6000人の人が
安全でない水を飲み、命を落としています。

そんな環境で考えられたのが
どんな水でも安全な飲み水に変えることができる
「ライフ・ストロー」。

濾過機能によりストローを通過した水を
安全な水に変える道具です。

ライフストロー.jpg

また、電機もガスもない環境で
食料を保存するために考えられた
「ポットインポット・クーラー」。

ポットインポットクーラー.jpg

陶器を二重にして
その間に水を含ませた砂を入れることで
蒸発する水によって陶器の中が
冷蔵庫のように冷やされ
ふつう2,3日しかもたないトマトが
21日間も保存できるのです。


僕たちのように
恵まれた環境にいると
デザインとは高付加価値のための
贅沢な要素と考えてしまいます。

しかし、デザインには
人の命を救ったり、
人々の暮らしを少しでも楽にする機能があることを
この本によりあらためて知らされました。


デザインイノベーションのとても分かりやすい事例ですね。




世の中に様々な職業が存在します。

職業の原点は
その職能によって人の生活を快適にし、
安全に暮らすことができるようにすることではないでしょうか?



その職業の原点に変えることが重要な時代ではないでしょうか?





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