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捨てられない広告
先日、熊谷紙器工業の熊谷さんにお会いしてきました。

熊谷紙器さんは大阪生野区にある貼り箱屋さんで、
55年以上の社歴をお持ちの会社です。

僕達が企画している「サンキューカード」を
箱に入れて販売するために
ご相談させていただきました。

アメリカの有名なカードメーカー「クレイ&コ」というメーカーが
とても美しい貼り箱にカードを入れているのを見て、
自分たちの商品も貼り箱に入れて販売しようということになったためです。

熊谷さんの工場は
大阪では有名な「フルタ」というお菓子工場の真向かいにあり、
車から降りた瞬間、辺り一面に漂うチョコレートの薫りにビックリしました。

工場の中は、
昔ながらの手作業による製造と
独自に開発された機械貼り製造のラインが置かれていました。


熊谷紙器1.JPG


熊谷紙器2.JPG


熊谷紙器3.JPG

工場見学の後、
打ち合わせのために事務所に案内して頂き、
そこでおもむろに一つの貼り箱を熊谷さんは取り出しました。

それは、「長崎堂のカステーラ」の貼り箱でした。

熊谷紙器4.JPG

「長崎堂のカステーラ」は昔、ブリキの箱に入っていましたが、
最近では紙製の貼り箱になっているのです。

熊谷さんはその貼り箱を手にとりながら、

「僕はこの貼り箱が大好きなんですよ、
見て下さい、この全面に印刷された文字。
貼り箱の全面に広告が印刷されているんですよ。

これって、すごく有効な貼り箱の使い方だと思いませんか?

だって、貼り箱ってなかなか捨てられないから
すごく継続的な広告効果があるんですね。

僕達が作っている貼り箱の訴求効果として
最適な使い方だと思っているんです」

とおっしゃいました。

熊谷紙器5.JPG

僕は熊谷さんのこの話を聞いて
とても深く感銘を受けました。

世の中、ネット時代となり
ペーパーレスの流れがどんどん強くなっています。

でも、ネットの情報って
人がすぐに忘れてしまう情報なんですね。

熊谷さんが見せてくれた貼り箱のように
大事に持っていて、忘れることの出来ない広告って
意外と今の時代、有効なんですね。


なんでもかんでも合理化する時代、
その合理化に置き去りにされているのが
人間なんじゃないのかなーと考えさせられました。


その後、打ち合わせを終えて、
帰ろうとしたときに熊谷さんが

「チョコレートの匂いすごいでしょう。
夏場なんか、ウチに来たお客さんが顔をしかめるぐらい臭うんですよ。

でもね、僕達はその匂いを全く感じないんです。
慣れって怖いものです。

だから、お客さんがチョコレートお匂いについて
話すたびに“慣れ”に対する教訓にするようにしているんです。

僕達の業界は
良いことも悪いことも慣れきってしまっていて
なかなか改革ができず、
廃業に追い込まれる同業者が沢山いるのです。

いつも自分たちのことを客観的に見る目線を養っていないと
いつか、つぶれてしまうもんだなーって
チョコレートの匂いから考えるようにしているんです」



僕はまたまた熊谷さんの言葉に
感銘を受けました。


学ぶことの多い工場見学でした。


熊谷紙器工業のホームページです。
熊谷さん自身がお作りになった渾身の力作です。

http://a-hako.com/

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