ドミナントデザインが歴史を支配する
2010-10-13 20:40:52 (13 years ago)
カテゴリタグ:
デザインイノベーション
ブランディング
Scott Berkun(スコット・バークン)著の
「イノベーションの神話」にはまっています。
以前にもご紹介しましたが
Scott Berkunは
MirosoftのInternet Explorerの開発者の一人です。
彼は、執筆活動を志し、
Mirosoftを退職し
イノベーションを研究する執筆家となりました。
彼の「イノベーションの神話」という本に書かれている
“ドミナントデザイン”という言葉にとても興味をひかれました。
“ドミナント”とは「支配的」という意味でが、
この“ドミナント”とは絶対的な理由によって
決められるわけではありません。
Scott Berkunは著書の中で、
「私たちは、ドミナントデザインというものが、
あらかじめ決められていた何かに従って出現すると考えがちである。
例えば、内燃機関を搭載した自動車は、
輸送を司る神が人類に与えたいと常々思っていたものであり、
それ以前の電気自動車や蒸気機関車に関する研究は、
行き詰まる運命にあった見当違いの行為であったと
考えてしまうのである。
ドミナントデザインというものは、
必ずしもあらかじめ決定されていたから出現するというわけではなく、
ある特定のタイミングにおける技術とマーケットとの間の
相互作用の結果として出現するのである」
つまり、“良い物”が世の中に受け入れられるのではなく、
たいして良くない物でも
多くの人が指示すると「絶対的」となってしまうのです。
例えば、ゴルゴ13が愛用している
アメリカ軍で最もポピュラーな「M16」などは、
薬莢がつまりやすいという癖を持っています。
また、CMSで人気の高い
「WordPress」もプログラマーの間では不人気ですが
世界的な発展性を見ると
完成度が高い「Movable Type」よりも
あきらかに人気があります。
よく、日本の製造業の人が口にする、
「良い物を作っていれば売れる」という論理は
Scott Berkunに言わせると
必ずしも正しいと言えないのかもしれません。
「イノベーションの神話」にはまっています。
以前にもご紹介しましたが
Scott Berkunは
MirosoftのInternet Explorerの開発者の一人です。
彼は、執筆活動を志し、
Mirosoftを退職し
イノベーションを研究する執筆家となりました。
彼の「イノベーションの神話」という本に書かれている
“ドミナントデザイン”という言葉にとても興味をひかれました。
“ドミナント”とは「支配的」という意味でが、
この“ドミナント”とは絶対的な理由によって
決められるわけではありません。
Scott Berkunは著書の中で、
「私たちは、ドミナントデザインというものが、
あらかじめ決められていた何かに従って出現すると考えがちである。
例えば、内燃機関を搭載した自動車は、
輸送を司る神が人類に与えたいと常々思っていたものであり、
それ以前の電気自動車や蒸気機関車に関する研究は、
行き詰まる運命にあった見当違いの行為であったと
考えてしまうのである。
ドミナントデザインというものは、
必ずしもあらかじめ決定されていたから出現するというわけではなく、
ある特定のタイミングにおける技術とマーケットとの間の
相互作用の結果として出現するのである」
つまり、“良い物”が世の中に受け入れられるのではなく、
たいして良くない物でも
多くの人が指示すると「絶対的」となってしまうのです。
例えば、ゴルゴ13が愛用している
アメリカ軍で最もポピュラーな「M16」などは、
薬莢がつまりやすいという癖を持っています。
また、CMSで人気の高い
「WordPress」もプログラマーの間では不人気ですが
世界的な発展性を見ると
完成度が高い「Movable Type」よりも
あきらかに人気があります。
よく、日本の製造業の人が口にする、
「良い物を作っていれば売れる」という論理は
Scott Berkunに言わせると
必ずしも正しいと言えないのかもしれません。
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