大阪府産業デザインセンター主催のシンポジウム
2011-01-13 16:57:10 (14 years ago)
昨日、東大阪市にあるクリエイション・コア東大阪で開催された
大阪府産業デザインセンター主催のシンポジウムに
パネラーとして参加しました。
テーマは「中小企業が儲かるための仕組みづくり」というもので、
具体的にはデザインやパテントを活用して
中小企業が儲かるために必要な取り組みを
経営コンサルタント、パテント活用に成功しているメーカー、
弁理士、デザイナーを交えてディスカッションしました。
僕はデザイナー代表としての参加でした。
第一部は
参加パネラーの自己紹介として
各自10分ほどのプレゼンテーションを行い、

第二部では
日本SYSコンサルティングエグゼクティブプロデューサー
中島央雄さんのファシリテーションにより、
パネラー5名がディスカッションしました。

実況中継をustreamで中継するという
ハイテクなシンポジウムでした。
今回のシンポジウムで僕は特に
「デザイン思考」について力説しました。

「デザイン思考」とは
単純に“カタチのデザイン”をすることではなく、
“コトをデザイン”する思考方法です。
具体的には
花王が発売しているクイックルワイパーという
便利な掃除道具があります。
クイックルワイパーは
確かに掃除道具として洗練されていますが、
この製品のすごいところは
販売方法にあります。
一般的に箒やモップのような
長い掃除道具は販売店の滅多に人目につかない
片隅で売られています。
そのため、販売チャンスは
引っ越しをした人や年末の大掃除の時しか無く、
画期的な製品を作ってもなかなか売れません。
その問題を花王は解決するために
クイックルワイパーのモップの柄を
三等分できるようにし、
高さ30センチほどのパッケージに収めることで
洗剤売り場の棚にならべられるようにしました。
そうすることで、
人目につくのが年に一・二回だったジャンルの製品が
年中人目につく場所で販売されたために
爆発的な売上げに繋がりました。
この例のように、
単純にプロダクトをデザインするのではなく、
消費者や販売店の動向に合わせた
販売方法までもをデザインすることが
「デザイン思考」だと僕は考えています。
しかし、今回のシンポジウムは80名の定員が告知後速攻にうまり、
「デザイン」に対する期待と興味が並々ならないことを知りました。
今後はより一層
「デザイン思考」を伝える場所を広げていきたいと
強く思ったシンポジウムでした。
産業デザインセンターの皆様、
パネリストの皆様、
ご苦労様でした。
大阪府産業デザインセンター主催のシンポジウムに
パネラーとして参加しました。
テーマは「中小企業が儲かるための仕組みづくり」というもので、
具体的にはデザインやパテントを活用して
中小企業が儲かるために必要な取り組みを
経営コンサルタント、パテント活用に成功しているメーカー、
弁理士、デザイナーを交えてディスカッションしました。
僕はデザイナー代表としての参加でした。
第一部は
参加パネラーの自己紹介として
各自10分ほどのプレゼンテーションを行い、

第二部では
日本SYSコンサルティングエグゼクティブプロデューサー
中島央雄さんのファシリテーションにより、
パネラー5名がディスカッションしました。

実況中継をustreamで中継するという
ハイテクなシンポジウムでした。
今回のシンポジウムで僕は特に
「デザイン思考」について力説しました。

「デザイン思考」とは
単純に“カタチのデザイン”をすることではなく、
“コトをデザイン”する思考方法です。
具体的には
花王が発売しているクイックルワイパーという
便利な掃除道具があります。
クイックルワイパーは
確かに掃除道具として洗練されていますが、
この製品のすごいところは
販売方法にあります。
一般的に箒やモップのような
長い掃除道具は販売店の滅多に人目につかない
片隅で売られています。
そのため、販売チャンスは
引っ越しをした人や年末の大掃除の時しか無く、
画期的な製品を作ってもなかなか売れません。
その問題を花王は解決するために
クイックルワイパーのモップの柄を
三等分できるようにし、
高さ30センチほどのパッケージに収めることで
洗剤売り場の棚にならべられるようにしました。
そうすることで、
人目につくのが年に一・二回だったジャンルの製品が
年中人目につく場所で販売されたために
爆発的な売上げに繋がりました。
この例のように、
単純にプロダクトをデザインするのではなく、
消費者や販売店の動向に合わせた
販売方法までもをデザインすることが
「デザイン思考」だと僕は考えています。
しかし、今回のシンポジウムは80名の定員が告知後速攻にうまり、
「デザイン」に対する期待と興味が並々ならないことを知りました。
今後はより一層
「デザイン思考」を伝える場所を広げていきたいと
強く思ったシンポジウムでした。
産業デザインセンターの皆様、
パネリストの皆様、
ご苦労様でした。
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