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デザインで会社をめっちゃ面白くするブログ!!::イノベーターとしての「坂本龍馬」
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イノベーターとしての「坂本龍馬」
「龍馬伝」があと二回で最終回です。


「龍馬」好きの僕としてはとても残念です。
「龍馬伝」と入れ替わるようにして「坂の上の雲」がはじまり、
こちらも司馬遼太郎小説の大ファンである僕には
待ち遠しい限りです。

弥太郎&龍馬.jpg


「龍馬伝」は司馬遼太郎の「龍馬がゆく」で
描かれている坂本龍馬とはかなり異なった描かれ方をしています。

司馬遼太郎の描く龍馬と「龍馬伝」の大きな違いは
女性上位の視点で描かれています。

昨日も龍馬がお龍に“びんた”されたりとか…

司馬遼太郎の小説では
あり得ないような描き方です。


また、岩崎弥太郎の描き方も
すごく現代的な気がします。


坂本龍馬は
ひたすら「志」のために
人生を突っ走ります。

しかし、ある一面、周囲の人間が不幸になったり死んでも
「志」最優先といったかなりのエゴイストぶりも発揮しています。

そして、岩崎弥太郎は金の亡者で
それこそエゴイストのようなイメージを持たれていますが、
人間くさく、とても家族を大切にした優しい一面にあふれています。

僕はこの描き方にすごくリアリティーを感じています。


龍馬は身分こそ低かったですが、
本家の才谷家は豪商で
貴族的な環境で育っています。

それに引き替え、
弥太郎は龍馬と同じ身分の下士でしたが、
極貧の出身で、
生きていくのがやっとという状況ながら
家族を支えるために頭が良かったので
学問に励んでいました。

僕は坂本龍馬とチェ・ゲバラをダブって考えてしまいます。

ゲバラは革命家のスターですが、
出身は裕福で自身も医学部出身のエリートでした。
しかし、革命のイデオロギーに感化され、
激しい戦乱の中に飛び込んでいったのでした。


僕はある種、「志」を語るには
エリート意識が必要ではないかと考えています。

弥太郎の出身環境は
とても「生きる」事に対してリアリティーが強く、
人のことよりもまずは自分たち家族ののことを
真剣に考えなければならない
状況だったんじゃないでしょうか?


僕は革命とは
これらふたつの異なる人種が
ぶつかり合いながら共存することで
成り立つのじゃないかと考えています。

つまり、龍馬のように「物事をぶっ壊す人間」と
弥太郎のように「壊れた後を組み立てる人間」。



たががドラマですが、
世の中を縮図である“革命期”の面白さを
「龍馬伝」に感じています。

これからの日本はどうなるんでしょうか?

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