今日聞いた越智夫妻の話です。

越智君達の住んでいる大阪豊中駅の近くにある
ダイエーの深夜レジ担当に
すばらしいおばさんがいるそうです。

僕達デザインワークの仕事はついつい夜遅くなり
深夜のお買い物となります。

その時、彼等が深夜のダイエーに行くと
夜中のレジが２レーンしか開いていないそうですが、
なぜかそのうち１レーンに人気があり
夜中にもかかわらずいつもそちらが混雑しているそうです。

その理由は
深夜のレジ打ちに
すごく素敵なおばさんがいて
みんなそのおばさんのレジに並びたがるからです。


そのおばさんは


「今日も遅くまでご苦労さん！！」

「今日は奥さんは一緒じゃないの！？」

とか、一人一人に声をかけるそうです。


その声がけに
疲れた深夜族は癒されたいがために
混雑しているそのおばさんのレジに
わざわざ並ぶのです。

僕はこの話を聞いたときに
正にブランディングの真髄を感じました。


それは、

「同じ物を買うのだったらこの人から買いたい！！」

ということです。


いつも言っていますが、
物の価値はどんどん無くなっています。

今、価値を持っているのは

「人」です。



ダイエーのおばちゃんは
見事にその「人」を提供しているのです！！