“想い出”を再生する仕事
2009-07-14 11:46:36 (15 years ago)
カテゴリタグ:
ビジネス
テレビ東京の『カンブリア宮殿』に
瀬戸内海の大崎下島にある「新光時計店」の松浦敬一さん
と言う方が登場されていました。
松浦さんは4代続く時計職人で
「神の手」と呼ばれる
時計蘇生技術を持っていて
機械時計なら直せない物は無いという腕前です。
しかし、松浦さんの仕事は
ご自身がおっしゃるように
「儲かる仕事」ではありません。
特殊な技術を要求され、
非常に集中力が必要なために
一日にいくつもの時計を修理できないからです。
松浦さんがそのような仕事であっても
時計の修理を続けているのは
「時計その物に価値があるのではなく
その時計に対する“想い”に価値があり
その価値を蘇らせることに
生き甲斐を感じている」
からです。
僕はその番組を見ていて
ふと、亡くなった祖父から譲り受けた
時計のことを思い出しました。
その時計は決して高価な物ではありませんが
他の物に変えられない価値を持っている時計です。
番組の中で村上龍さんも
「物あまりの時代から
また、徐々に物を大切にする
時代がくるのかもしれない」
と言ってましたが
何事も振り子のように
片一方に偏ると
反対方向に戻っていくのかもしれません。
時計の修理を通して
“想い出を綴る仕事”。
世の中に無くてはならない“仕事”だと思いました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20090713.html
瀬戸内海の大崎下島にある「新光時計店」の松浦敬一さん
と言う方が登場されていました。
松浦さんは4代続く時計職人で
「神の手」と呼ばれる
時計蘇生技術を持っていて
機械時計なら直せない物は無いという腕前です。
しかし、松浦さんの仕事は
ご自身がおっしゃるように
「儲かる仕事」ではありません。
特殊な技術を要求され、
非常に集中力が必要なために
一日にいくつもの時計を修理できないからです。
松浦さんがそのような仕事であっても
時計の修理を続けているのは
「時計その物に価値があるのではなく
その時計に対する“想い”に価値があり
その価値を蘇らせることに
生き甲斐を感じている」
からです。
僕はその番組を見ていて
ふと、亡くなった祖父から譲り受けた
時計のことを思い出しました。
その時計は決して高価な物ではありませんが
他の物に変えられない価値を持っている時計です。
番組の中で村上龍さんも
「物あまりの時代から
また、徐々に物を大切にする
時代がくるのかもしれない」
と言ってましたが
何事も振り子のように
片一方に偏ると
反対方向に戻っていくのかもしれません。
時計の修理を通して
“想い出を綴る仕事”。
世の中に無くてはならない“仕事”だと思いました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/list/list20090713.html